空撮用無線ヘリ落下事故

ちょっと前のニュースになりますが11月3日に神奈川県で開催された湘南国際マラソンで、空撮用のヘリが落下し、近くにいた女性スタッフに接触してしまうという事故があったようですね。
幸いにもこの女性スタッフは軽傷ですんだとの事ですが、怪我した箇所が顔との事なのでちょっと心配です。
なんでも大会のコマーシャル動画を撮影する為に空撮用無線ヘリを使用したとの事ですが、
現場での風速が4メートルだったという事、多くのランナーが待機していたという事で、決して良いと言われる条件ではなかったはず。
マラソン大会という事で一発撮りのプレッシャーもあったかもしれませんが、現状無線ヘリの安全面はまだまだ確立されていないですし、
基本的に人混みの中での空撮はタブーとされているので今回の事故はとても残念ですね。
以前、昔から空撮をされている方にお話しを聞く機会がありましたが、
『最近はその気になれば誰でも空撮ができる時代になり、それ自体はすごく良い事だと思う。
一方で、マナーを守らない一部の人のせいで空撮そのものが悪く思われないか心配で仕方ない。』
という事をおっしゃっていました。
確かにそうだなと思います。
空撮をしている人であれば、少なからずとも空から人を撮りたいと思う事があるかもしれませんが、
現状の世間の空撮への理解度で事故を起こしてしまえば、被害者に迷惑をかけるだけではなく同業者にも迷惑をかけるという認識だけは持ってもらいたいものです。
空撮・ドローン・マルチコプターは今世界的に最も注目されている事業の一つです。
現在懸念されている安全対策に関しては世界各国の企業がこぞって開発に力をいれているはずで、
安全に空撮ができる時代は意外とすぐに来るのではないでしょうか。