コマツ『ドローン導入』

以前、ALSOKのドローン導入について書かせていただきましたが、日本でも除々にドローンを導入する法人が増えています。
油圧機器、建設重機、エレクトロニクスの製造や販売でお馴染みの『コマツ(株式会社 小松製作所)』がソリューションの一環としてドローン(マルチコプター)の導入を発表しました。
今回発表された、この「スマートコンストラクション」は、建設現場にあるあらゆる情報をICTで繋ぎ、測量から完工後まで建設現場の全工程で情報通信技術を活用し、生産性向上や課題解決を支援するソリューションで、マルチコプター、ブルドーザー、掘削機を使用し、建設現場の初期の基礎工事の大半を自動化する計画だとの事。
スマートコンストラクションのサービス内容とそれを支える6つの技術として、
①現況の高精度測量
②施工完成図面の3次元化
③変動要因の調査・解析
④施工計画の作成
⑤高度に知能化された施工
⑥完工後の施工データ活用
上記に加え、新たにスマートコンストラクションサポートセンタを設立したと発表しています。
この『スマートコントラクション』で、これまでよりも安易に地形データを作成できるという事、労働力高齢化による、建設労働者不足を軽減する一助になるとみているようですね。
ここで気なるのが使用するドローンですが、アメリカのスカイキャッチ社の測量用ドローンを導入すると発表しており、コマツは向こう数年で少なくとも200機のドローンをリースする計画だそう。
日本では、2020年に東京五輪(オリンピック)が開催されますので建設計画の増加と共に、こういった建設現場の自動化がより一層求められてくるのではないでしょうか。
この「スマートコンストラクション」は来月、2月1日からレンタル形式で開始されるようです。